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6.「眠れる森の美女」のみどころ

クラシック バレエの最高峰と称される「眠れる森の美女」。オーロラ姫が生まれてから再び目覚めるまでの100年間の舞台設定は、16世紀から17世紀のフランスに置かれています。

この時代は、太陽王ルイ14世のもとでフランス文化が最盛期を迎えた頃。その象徴でもあるヴェルサイユ宮殿の繁栄を再現するかのような贅沢な背景づくりと、華やかな衣装は本作品の見所のひとつです。


プロローグでは、妖精たちが、それぞれの特徴を捉えた楽しい踊りで会場を和ませてくれます。この中で薄紫色の衣装をまとっているのが、この物語の進行役も務める善の精リラです。つづいて登場するのは悪の精カラボスですが、この配役には女装した男性をあてる演出も少なくありません。


第1幕の見所は、「ローズ アダージョ」です。16歳になったオーロラ姫が、婚約者の候補に選ばれた4人の王子達を相手に、難易度の高い技を織り交ぜながら優雅に踊ります。片足で爪先立ちしたオーロラ姫を四人の求婚者が一人ずつ片手を添えて回していく場面では、バレリーナの美しいバランス技に拍手がわき上がります。


第2幕では、オーロラ姫は幻影となって舞台に上がります。ここでは、初めて登場した誕生日のときとは違い、幻想的な舞でデジレ王子を魅了します。


第3幕の結婚式では、金や銀、ダイヤモンド、サファイヤなどの宝石の精達が踊り披露します。そして、「赤ずきんちゃん」や「長靴をはいた猫」、「青い鳥」とフロリナ王女、シンデレラとフォルチュネ王子といった、ペロー童話の主人公達もお祝いに駆けつけて舞台を彩ります。

中でも「青い鳥」は人気が高く、ここでのデュエットは将来を有望視されている若手ソリスト達によって演じられるそうです。この作品は、単独で上演されることが多いので、別の機会でも目にする機会があるかもしれません。

「眠れる森の美女」の最大のみどころは、オーロラ姫とデジレ王子によるデュエットではないでしょうか。

オーロラ姫は妖精たちに美徳を授けられ、明るくて、気品のある女性に成長して行きます。16歳の愛らしい少女(1幕)と王子を魅了する幻影(2幕)、そして、結婚式を迎えた大人の女性(3幕)へと、バレリーナの演じ分けにも注目したいところです。

影のないオーロラ姫の気品と明るさを表現するためには、踊り手自信が持つ本質的な華やかさが問われます。そしてこの大役には、高度な技術と絶妙なバランス感覚に加え、長い舞台を踊り抜く体力も必要です。

だからこそ、オーロラ姫を見事に演じきった踊り手には、名バレリーナとして格別の賞賛がもたらされるのでしょう。


「ニーナ アナニアシヴィリとアレクセイ ファジェーチェフのデュエット」

マッツ エック「眠れる森の美女」

スウェーデンを代表する振付家マッツ エック。古典バレエを独自に解釈した斬新的な作品を数多く残し、30年以上にわたってモダンバレエの先駆者として活躍をしてきました。 マッツ エック版に登場するオーロラは、反抗期真っ只中。「 […]