
アリーナ コジョカル主演。高橋絵里奈が、ギリシャの娘役として出演。
イングリッシュ・ナショナル・バレエ ~アドルフ・アダン:バレエ≪海賊≫ 洋画 OABD-7153D

オスマン帝国の時代のギリシャ近くのイオニア海。嵐のために舟が難破して浜辺に打ち上げられた海賊たちを巡る物語です。彼らを救ったギリシャの娘メドゥーラは海賊の首領コンラッドに恋心を抱き、コンラッドもそれに応えます。しかし突然乱入してきたトルコ軍にメドゥーラとその友人たちは捕らえられ、奴隷市場へと連れて行かれてしまいます。彼女たちはトルコ総督の前で美しい踊りを踊りながら、せりにかけられますが、そこにやってきたのは、奴隷商人に変装したコンラッド率いる海賊たち。娘たちを取り返した海賊たちは意気揚々と宴を開きますが、ちょっとした仲間割れの末、また一騒動が起こるという波乱万丈の物語です。原作をバイロンの物語詩に由来するこのバレエ「海賊」は、1856年の初演時にはアドルフ アダン(1803-1856)の音楽を用いていたものの、1858年にマリウス プティパが再演する際にはプーニの曲を、そして1867年にパリで再演された際にはドリーブの曲を…と、次々に新たな曲が付け加えられてきて現在の形になったことで知られています。この作品、イギリスではロイヤルバレエのレパートリーに入っておらず、なかなか見る機会がないということで、このイングリッシュ ナショナル バレエ(ENB)の公演は貴重なものです。演出を行っているのは、バレリーナから転身したアンナ マリー ホームズで、彼女はこの舞台をオリエンタルな風味で味付け、なおかつスタイリッシュで輝かしいものに仕上げています。主役のメドゥーラを踊るのは現在最高のダンサー、アリーナ コジョカル。説得力あるダンスを魅せるムンタギロフと、仲間を裏切る悪の象徴を見事に踊ったアコスタ。彼らを筆頭としたメンバーたちの極上のパフォーマンスをお楽しみください。
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