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アメリカン バレエ シアター「くるみ割り人形」公演評

世界のスターが集まる米国の人気バレエ団が常任振付家アレクセイ ラトマンスキーの話題作を披露した。少女クララの夢を描く古典の新版(2010年初演)。チャイコフスキーの名曲と溶けあう清新な振り付け・創意豊かな演出が光る。

金平糖の精の国で王女となったクララ(加治屋百合子)と王子(ジャレッド マシューズ)の踊りも独創的だ。難しいリフトや重心を外した動きが続くが、陶酔感ある音楽と分かち難く結び付き、互いの高まりゆく感情を雄弁に物語る。両者は奥ゆかしい恥じらいから熱情こもる交感までの機微を手に取るように伝えた。

赤に白をあしらった華やかな衣装を着て踊る花の精たち(若手の相原舞、小川華歩も活躍)に蜜蜂に扮した男性4人が絡むなど楽しい趣向も満載。古典を重んじながら新感覚を取り入れた舞台として成功している。(舞踊評論家 高橋森彦)

[評]くるみ割り人形(アメリカン・バレエ・シアター)[2014年3月17日、読売新聞]より抜粋。

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